シュウウエムラを知ったのは、まだ20代前半です。そのころ、メイクの仕事につくとも思ってない私の中では、日本でメイクアップアーティストはシュウウエムラでした。なんで、そう思っていたかは、はっきり覚えてないのですが、その当時のシュウウエムラ化粧品のイメージや、シュウ先生の映像などがとても、私の中でアーティストっぽい感じがしていたのだと思います。それから、実際に先生にお会い出来るまで、20年近くかかりました。お会いできた切っ掛けは、専門学校の講師として仕事をしている学校の教材が、シュウウエムラのもので、美容学校の先生を対象にメイクボックスの説明をかねた勉強会が開催された時です。私は、実費参加でしたが、シュウ先生も来られる事をきき、是非１度実際にお会いしたいと思い参加しました。時間は流れ、先生も年を重ねられ、参加されている学校の先生達も若く、私がシュウ先生に会えたことを一番嬉しく思っていたかも知れません。間じかでメイクもみせていただき、また、私のメイクを見ていただいた事はとてもいい経験になりました。どんな形でも思った事が現実になると言う事は、嬉しいことです。時を重ねられて、昔のイメージとは違っていましたが、メイクをされる時の思い入れのようなものは、アーティストとしての、エネルギーを感じました。この本は、当時のシュウの担当の方が「２冊持っているので、１冊差し上げます。」と、くださいました。中でも、フラッグという作品は、とても印象的です。

バックリンク(0) 参照(5692)